水中架台

 

その名の通り常に水の中に沈んでいる足場が水中架台です!

先月据え付けに行ってきましたが
元からあった古いエキスパンドメタルの架台を外して
当社で製作した新しい架台を設置してきました。


撤去した架台はサビの影響で所々に穴が開いていてとても危険でした!

 

架台を新しくしたことで反対側にある水路(※野田の玉川)のメンテナンス作業をする時など
安心して架台の上を歩いて渡れるようになりました。
架台の下は1.5m位の深さがあり
流入した土砂をためる構造になっている様です。

寸法測定から図面作成まで正確に行う事で
パズルのようにぴったりと収まる瞬間はとても気持ちがいいです!

 

 

(※)野田の玉川
今回の現場は手前が野田の玉川と言う
塩釜市大日向から多賀城市街を通り砂押川に注ぐ
小さな流れの小川になっています。
歌枕として有名な六玉川の一つで
新古今和歌集に収められている僧侶・歌人の能因法師が
野田の玉川について詠んだ歌が有名です。

1689年(元禄2年)には俳人・松尾芭蕉が訪れ
「おくのほそ道」に句を残したことでも知られています。

1992(平成4年)に多賀城市の「水・緑景観モデル事業」の一環として
当時を偲ばせる姿に整備されたので一度訪れてみるのも面白いかもしれませんね!

その際にはぜひ当社テクノ神尾の手掛けた水中架台の設置場所にも
足を延ばしてみては・・・

 

・能因法師(新古今和歌集)
「ゆふされば しほ風こして みちのくの のだの玉河 千鳥なくなり」

・松尾芭蕉(おくのほそ道)
「それより野田の玉川、沖の石をたづぬ」