斜樋管①

 

少し前の案件になるのですが、ご紹介致します。
春先の話です、斜樋管の一部据え付けに行って来ました。
一日で完了するはずでしたが、設置場所の雪解け水が引かず
この日は作業をすることが出来ませんでした。
翌日、改めて現場へ行ってみると水が引いて状況がよくなっていたので
無事据え付けを完了させる事が出来ました!

 

この時の底樋管は据え付け後にコンクリートを流すので
クレーンで斜樋管を吊った状態のまま
後に施工する簡易ゲートの位置を確認しての溶接設置となりました。

 

 

コンクリートに埋まる斜樋管本体は黒管(塗装・メッキのない状態)
大気中に露出する空気管部はメッキ加工してあります。


斜樋管はため池の水を池の外へ誘導する管で
農業用水に使われるため池から田んぼ等に水を流す為に使われますが
ため池の水を下流農地へ送水するために斜面に設置し
等間隔についている取水孔で池の水位により開ける位置を変えたりします。
取水孔に設けられた栓は岸から鎖にて開閉操作できます。


このあとの施工は底樋管周りにコンクリートを流し、土台が完成したら
水量を調節する為の、ため池栓の付いた斜樋管と
全ての水を排水する為の土砂吐けゲートを設置していきます!
(コンクリート等の土木工事はお客様にて施工して頂きます)

 

 

使用する土砂吐けゲートは150x150と小さなゲートですが
当社ではしっかり細かく寸法検査をしています。

 

※写真は(土砂吐けゲート)戸当りの寸法検査の様子です
 小さいので測るのが大変そうですね!